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雪室貯蔵

ワイナリーの建物は、雪室貯蔵を中心に考えた構造です。

雪室は地上2階、地下1階分の高さ(縦7m×横9m×高さ9m=560m3)があり、開閉式の屋根から直接雪を入れることができ、最大250トンの雪を貯蔵します。
雪室から直接つながっている地下の雪室貯蔵庫にその冷気を送り、雪室貯蔵庫に隣接するフレンチオークを使った木樽の並ぶ熟成庫にもその冷気が伝わります。年間を通じて雪室貯蔵庫は約5℃、木樽熟成庫は約15℃に保たれワインに適した状態で熟成が進みます。

まさに「雪が育む、雪が守る、雪が醸す」魚沼ワインなのです。

雪室 タンク室
 
 
〈250トンの雪を貯蔵する雪氷室と隣接する貯蔵タンク〉
タンク室
 
 
 
 
 
 
〈雪室貯蔵タンクで約1年間低温(約5℃)貯蔵〉
雪室
 
 
 
 
 
〈約250tの雪室と貯蔵庫の境〉
雪室
 
 
 
 
 
〈雪氷室の残雪の様子(11月上旬)窓越しに見学が可能〉
地下へ降りる階段の途中から雪の冷気を体感できます。
雪室貯蔵庫
〈12月中旬から2月末まで雪室へ雪入れ作業〉
上部の屋根が開閉式になっており、屋根に積もった雪の自然落下と直接の降雪で雪入れを行う。
雪室貯蔵庫
〈雪氷室への雪入れの様子。(1月上旬)〉
樽庫
雪室貯蔵庫から隣接する木樽熟成庫にも雪室からの冷気が伝わる構造になっています。また、木樽熟成庫の床下に雪氷室の中の雪が融けた融雪水が溜まるプール(融雪水は約20t)を設置し、冷水から冷熱で木樽熟成庫を床下からも冷却して室温を約15℃&湿度75%以上に維持しています。普段は厄介者の「雪」が弊社では節電かつエコに大活躍。なくてはならない貴重な存在です。
雪室貯蔵仕組み
〈雪室貯蔵システム〉
赤矢印→は雪入れの流れ。(直接降雪&屋根からの自然落下&小雪の場合は側面から雪を飛ばして入れる)
青矢印→は雪の冷気の流れ。(雪氷室の冷気が自然対流により隣接する貯蔵タンクを通年約5℃に保ちます。)
 
外気温度と残雪の状況を加味して雪室と貯蔵庫の境に設置してあるシャッターを数センチ単位で人力で微調整し温度変化がないように一定温度に保っている。
 
環境に優しいワイン作りをモットーに南魚沼の恵みである「雪」を活用し、なるべく機械を使用せずに自然の力で雪入れからワインの貯蔵・熟成を行っています。
越後ワイン雪季
 
雪室貯蔵ワイン 越後ワイン 「 雪季 sekki 」
 
 
雪室貯蔵ワインは雪室貯蔵庫で通年5℃(木樽熟成庫は約15℃)に保たれていて、貯蔵庫の一日の温度変化がほとんどありません。その環境下では微生物の活動もほとんどないと言われています。そのため酸化もしにくく風味も損なうことなく低温でじっくりと熟成されます。
天然のエネルギー「雪」を活用することによりコスト削減(電気消費量低減)にも一役買っています。
株式会社アグリコア越後ワイナリー
〒949-7302
新潟県南魚沼市浦佐5531-1
TEL.025-777-5877
FAX.025-777-5855
1.果実酒の製造及び販売
2.欧州系ワイン専用ぶどうの垣根式栽培
3.レストラン運営
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